ストレンジ・Music
週末には酒を飲む。
そう。強い酒だ。
ジンか、ウォッカか。
そうすると
当然だが酔う。
だが自分の場合酔うだけではすまない。
ナイフの切れ味が増すような鋭い感覚が身に、
特に耳にくる。
弾きたくなるのだ。
居合い刀で一瞬閃くのように
音の空間を引き裂くような
どぎつい、それでいて空虚な。
Sound。
ソースはなんでもいい。
鉄琴なんてどうだろう。ハープなんかもいい。
音は無常だ。だがそれがいい。同じ音は一瞬たりとも鳴りえない。
伝わる振動空間に不変はないのだ。
厳格な物理法則の中でも、とりわけ自由だ。
音は波となり、ときには頬をなでる風のように、ときには物体を粉々に破壊する衝撃となる。
音は遅れる。それもいい。早まる。それもありだ。
ヒトの底なしの欲望を永遠に魅了し続ける。
音楽に正解はない。
さあ、今宵の1小節は私にどんな姿を見せてくれるのだろうか。














